憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

理論家の責任

 10月10日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、法政大学教授竹田茂夫氏だ。 
 筆者は、「先月、経済学者のR・コース氏が百歳を超える高齢で大往生を遂げた。氏の数編の論文から始まった「法と経済学」は、弾薬製造業者の財政支援の下で米国の法学会を席巻したが、毀誉褒貶が激しく多くの著名な法学者は批判的スタンスだ。日本では、亜流が規制緩和や解雇特区を盛んに打ち上げている。」と切り出した。
 筆者は、「、、、、、権利の分布如何にかかわらず自由な交渉と契約に委ねれば、生産の効率性は実現されるという。この、「コースの定理」を出発点として、規制緩和と市場原理を基調とする多くの政策提言が行われてきた。排出権取引や周波数オークションもこの流れだ。」と指摘する。
 さらに筆者によれば、「、、この定理には重大な前提がいくつもある。
 当事者間の交渉力格差を無視する、
 利害対立を因果関係ではなく相互依存関係としてとらえる、 
 公正の代わりに効率性を判断基準とする、
 行為や取引の影響全をすべて貨幣価値に還元できる、等の前提だ。」とのこと。
 よんで、大変勉強になった。
 規制緩和や解雇特区の政策が、何処から来たのか。
 また、 筆者の指摘した、「コースの定理」にある「前提」を見れば、「人の心・人への思いやり」が欠けている。
 そして、理論の現実的帰結に「無関心」な、人達だからこそ、提案できた政策が、「規制緩和や解雇特区」なんだ!!
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by sasakitosio | 2013-10-13 07:55 | 東京新聞を読んで | Trackback