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by sasakitosio

吉田茂の先見 政治家こそ歴史を学べ

 10月5日付朝日新聞社説下に、「記者有論」という署名入りの囲み記事がある。
 筆者は、オピニオン編集部駒野剛氏だ。
 筆者によれば、「青年将校が政府の要人を襲撃、暗殺した「2.26事件」が起こり、軍部ファッショの暗雲が覆い始めた1936年(昭和11)、)日本はヒットラーのナチス・ドイツ、ムッソリーニ率いるイタリアの両ファシスト国家と防共協定を結ぼうとしていた。その際、政府は在外大使らの意見を聞いた。主な大使が賛成する中、一人反対したのが同年4月、駐英大使に任命された吉田だった。2.26事件後に発足した内閣で外相に就任する予定だったが、親英米派とにらむ陸軍によって阻まれ、英国に赴任していた。」とのこと。
 また、筆者は、「吉田を翻意させようと、協定作りで中心的な役割を果たし、極東軍事裁判で終身刑判決を受ける大島悟・駐独武官が空路乗り込んできた。会談は3時間以上続いた 
 吉田は「あくまでも反対を譲らず、しまいには殴り合いにならんばかりの様子だった。」と三女で麻生氏の母、和子さんが書き残している。
 吉田の主張はこうだった。「軍部はナチス・ドイツの実力を買い被っている。英仏、ひいては米国を相手に太刀打ちできるほど(第一次大戦のダメージから)回復しているはずがない」「(独伊の)枢軸国が戦争を起こしたら、勢いの赴くところ、日本は英米を向こうに回して戦わねばならぬ羽目に陥る」
 協定は締結され、さらに軍事同盟に発展。吉田の予想通り、英米との戦端が切られ、未曽有の国難が始まる。」と指摘した。
 また、筆者は、「和子さんは2.26事件で祖父・牧野伸顕伯爵が襲われたとき、祖父をかばって銃口を前に立ちはだかった。そうした祖父、母を持つ麻生氏が、本気でナチスにならえと考えたわけではあるまい。。しかし、政治家は発言が命である。このところ、歴史的知識の蓄積を欠いた発言が、外国との関係を無用に混乱させてきた。今こそ政治家に豊かな歴史的知識が求められる。」と結んでいる。
 読んで、吉田茂元首相の、エピソードを知って、感心した。いまどきの政治家にこの記事を読ませたい。
 また、筆者の言う、歴史的知識を欠いた「政治家」を、誕生させないためには、「立候補者資格試験」を創設し、国家公務員並みの「一定のレベル」の「合格者」だけ、国会議員に立候補できることにしらどうか。試験科目には、もちろん歴史を重点科目にして。
 
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by sasakitosio | 2013-10-10 07:31 | 朝日新聞を読んで | Trackback