憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

妥協する分別を持て、と朝日新聞、米議会をしかる


10月4日付朝日新聞社説は、「米政治の混迷 妥協する分別を持て」の見出しで、アメリカの議会に注文をつけた。
 社説は、「妥協点を探る良識を失った政治が国を無用な混乱に陥れる。」と切り出した。
 つづいて社説は、「米国の会計年度は10月から始まる。だが、連邦議会は与野党の対立により予算が組めずにいる。そのため連邦政府の一部が1日から閉鎖された。クリントン政権時代以来、約17年ぶりの異常事態だ。長引けば米国経済だけでなく、世界の安定も脅かしかねない。米議会は大局観にたった分別を取り戻し、政府機能を早く正常化させる責任がある。」と指摘した。
 さらに社説は、「この閉鎖で自宅待機となった職員は80万人に及ぶ。国防や治安などの活動は維持されるが、国立の公園や博物館などが閉まった。
 中小企業への公的融資の事務なども滞りかねない。
 商務省や労働省は経済統計の発表を中止した。
 連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策にも影を落とす恐れがある。
 オバマ大統領は、来週のアジア太平洋経済協力会議(APEC)にマレーシアとフィリピンを訪れるはずだったが、中止せざるを得なくなった。」と、その影響力の大きさを指摘した。
 そして社説は、「議会には別の難題も近づいている。政府債務の上限である。今月17日までにその引上げに合意できなければ、国の資金繰が限界を迎える。最悪の場合、米国債の利払いなどが滞る債務不履行(デフォルト)が起き、世界の金融動乱にも発展しかねない。これは何としても避けなければならない。」と、危機感を募らせている。 
 そして、社説は、「近年の米国が陥った「分裂政治」の根底には、政府の役割をめぐる理念の対立がある。福祉を重んじ、財政再建に増税も組み入れる民主党は「大きな政府派」。国の支出減で赤字を減らし、減税も目指す野党共和党は「小さな政府派」。」と指摘し、あわせて、社説は「シリアへの軍事介入を見送ったオバマ政権の求心力が落ちると読んだ共和党保守派が、来年の中間選挙をにらんで強気の駆け引きに出たからである。」と、混迷の原因を、説明している。
 最後に社説は、「一つの政治課題にこだわって、国家予算全体をとどこらせる頑迷さを国民が納得するはずがない。共和党の穏健派は直ちに事態を収拾させる党内調整を急がなければならない。」と、共和党に事態の収拾を促して、締めくくった。
 読んで、いくつか、考えた。
 ひとつは、アメリカの政治、中でも議会に、中でも共和党に、中でも保守派に対して、批判と自重を求める「朝日新聞の社説」が、アメリカでどのような評価を受けてのか、気になった。
 二つ目は、アメリカの政治の現場に「体を張る人」の、思想や信念は、いかなるものなのか、知りたくなった。
 三つ目は、日本もアメリカも、両院でねじれがあることで、見える「不都合も矛盾も課題も」ある。ただ、ねじれだけ解消しても、「不都合も矛盾も課題も」解決されない。そればかりか「真の解決」をおくらせるだけではないか。
 四つ目は、アメリカは上手くいった「資本主義」で、中国は上手くいった「共産主義」で、いま、共に格差是正という、難題を抱えている。それを、どのように解決するのか。結果が楽しみだ。 
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by sasakitosio | 2013-10-08 13:17 | 朝日新聞を読んで | Trackback