憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

金融危機の教訓

  10月3日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、法政大学教授竹田茂夫氏だ。今日は、この記事に学ぶことにした。
 筆者は、「史上最大のバブルの崩壊を刻印するリーマン・ショックから5年。震源地の米国ではいまだに金融改革法が具体化せず、欧州では余波が続く。どんな教訓を引き出すべきか。」と切り出した。
 つづけて、筆者は、「まず、かっての5大投資銀行に象徴される米国投資型直接金融の効率性幻想が払拭された。利潤機会や資産評価を時価会計に正確に映し出し、金融仲介を円滑に行う市場原理に基づいた金融という幻想だ。
 バブル崩壊と金融機能停止(流動性枯渇)で露呈したのは、有害金融商品を生み出した証券化の不透明性だけではない。リスクの分散どころか、金融を巨大カジノに変えた金融業界の貪欲と視野狭窄、略奪的貸付などで顧客を食い物にして恥じないウオール街の文化が糾弾されている。-中略ー規制されない市場取引は同時に貪欲や無思慮の模倣や伝染、経済権力の通路にもなる。」と、指摘する。
 さらに筆者は、「もう一つの教訓は自立する市場経済という虚構だ。日本でも米国でも欧州でも、国際発行による財政出動でかろうじて国民経済を支え、政府と中央銀行は銀行へ資本注入し、民間債務を買い入れて国家の債務に付け替える。つまり、市場経済を背後で支えているのは適切な市場規制と国家への信頼なのだ。」と結んでいる。
 よんで、勉強になった。とくに、「自立する市場経済という幻想」との指摘は、驚いて、納得もした。
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by sasakitosio | 2013-10-06 22:58 | 東京新聞を読んで | Trackback