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by sasakitosio

被災地の視線 五輪を喜べない三つの理由

 10月1日付朝日新聞社説下に、「記者有論」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、東北復興取材センター長・仙台総局長坪井ゆづる氏だ。今日はこの記事で勉強することにした。
 筆者は、「東京五輪を率直に喜べない。理由は三つある。一つは、東日本大震災の復興に直接、悪い影響を与えかねないことだ。-中略ー資材の高騰や人手不足、住民合意が得られないなどで、つまずく計画も多い。昨年度は除染の遅れもあって、約10兆円の復興予算の35%が使われなかった。こんな現場から見れば、被災地向けの資金と人手が、五輪の準備に回ってしまうことを懸念せざるを得ない。
 二つ目は、震災の風化の加速だ。自戒を込めて言えば、被災地の記事はすでに減っている。そこに7年後の祭典という明るい目標が現われた。どんどん楽しい話題があふれるだろう。その結果、時間が止まったままの原発被災地だけでなく、首都直下型地震、南海トラフ巨大地震といった「次の震災」への対策が、おろそかにならないかと不安になる。
 三つ目は、私たちはいつまでも東京一極集中を続けるのだろうか、というやりきれなさだ。震災は、私たちの暮らし方の見直しを迫った、はずだ。東京の電力を福島の原発が担ってきたことに象徴される経済成長を支えた仕組みや、その根っこにある都市と地方のいびつな関係をこのまま続けていくのかと。-中略ーーー
 折しも、国会が分権推進を決議してから、今年で20年になる。決議は、「東京への一極集中を排除」すると明記していた。一極集中が地域の担い手も仕事も運び去ってしまい、分権の目的である「地域の自立」を妨げるからだ。」と、指摘した。
 最後に、筆者は、「再びの東京五輪に沸くさまを見聞きするたびに、震災の教訓に学ぼうとしない、私たちの
危うい先行きを暗示しているようでならない。」と結んでいる。
 筆者の危惧は、今のところ、当たっていると思います。その心配を、解消することをみんなで考えることができないか。東京五輪を、被災地復興につなげる事はできないか。オリンピック開催までの7年の間に「首都直下型の大地震」が来ても、東京五輪を「返上」しなくていい方法。それは、仙台が東京壊滅の時に首都としての機能を持ち、仙台でオリンピックができる準備をする、こんな発想はできないか。東日本大震災は、数百年に1度の災害とも言われてきた。
少なくとも、7年後は大丈夫だろう。なれば、それに伴って、原発の後始末も、津波被害の復興も、オリンピックに向けて、加速されるのではないか。
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by sasakitosio | 2013-10-04 17:57 | 朝日新聞を読んで | Trackback