憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

抜本的な作文

 9月11日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という、署名入りの囲み記事がある。筆者は、文芸評論家斉藤美奈子氏だ。
 筆者によれば、「IOCの総会で福島の汚水問題に対し、「抜本的解決に向けたプログラムに責任を持って着手している」などと強気で語った安倍晋三首相。何が彼をそこまで強気にさせたのか。原子力災害対策本部が三日に発表した「汚染水問題に関する基本方針」を読んでみた。具体的対策がかなり詳しく示されている。「多核種除去設備(ALPS)について、不具合を修正し、高濃度汚染水の浄化を加速する」「建屋付近への地下水の流入量を抑制するため、建屋の周りを囲む凍土方式の陸側遮水壁について、国費を投入して、技術的課題克服しつう構築する」とか。
しかし、「不具合を修正し」って、いつ、誰がどうやって修正するのだろう。「技術的課題を克服しつつ」とは、いつどんな形で克服されるのか。これって「対策」というより、希望的観測に基づく「願望」では。」と、ばっさり、総理の発言を、切り捨てた。その理由として、筆者は、「ALPSは試験運転中にトラブルが発生して、もっか停止中。凍土方式の遮水壁にしても課題が多すぎ、このペーパーにも「平成26年度中を目途に運用開始」と書かれている。」を、挙げた。
 最後に、筆者は、「こうなるともう、作文ですよね。勝てる見込みのない甘い見通しで兵士を戦地へ駆り出した旧日本軍のやり方を思い出させる。作戦本部はそれでいいかもしれないが。現場はたまったもんじゃない。」と、お叱りだ。
 いつもながらの、小気味よい、指摘に拍手。パチパチパチ!!
 ただ、今は日本国憲法がある。国民主権で、報道の自由の下、政府の嘘を見抜き、広く知らしめる「新聞」もある。だまし続けてほしいと思う、お人よしの「国民の堪忍袋の緒」がいつまでも切れないと、為政者甘く見ているのだろうか?
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by sasakitosio | 2013-09-13 20:32 | 東京新聞を読んで | Trackback